スクリーンプリンター、ロータリースキージのミナミ株式会社

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〒183-0026 東京都府中市南町5-38-32 
ミナミ株式会社(本社工場)

プラズマ付ボイドレスリフロー 【特許技術】

携帯電話など、最新の電子機器に搭載するLSIでは、表面実装のBGAパッケージおよびチップサイズパッケージが多く採用されています。
BGA、CSPのバンプを印刷法で形成する場合、ハンダペーストをウェーハに印刷した後、ペースト中のハンダ粒子をリフロー炉で溶融させて、ボール状のバンプを形成します。
しかし、鉛フリー対応とバンプの微細化が進んだ現在、バンプ中に生じる気泡(ボイド)によるハンダ接合の不良が問題になってきました。

ミナミでは、リフロー工程上のメインゾーンで、ウェーハに真空空間を用いてハンダを融解させます。
ハンダの溶解温度(融点)に到達した時、ハンダは粉末から液化状態に変化し、合金は流動的に変わります。
そのタイミングでウェーハを「加熱+真空引き」させる事により、ハンダ内のガスを吸引させます。
その工程により、一般的な窒素リフロー炉より、ボイドを低減させる事が可能です。

プラズマ
オプションのプラズマ機能を追加することにより、はんだ表面の酸化膜を除去できることから、フラックスレスでのリフローも可能となります。
ハンダ溶融イメージ
N2リフローとN2+真空リフローの比較


N2リフローには白い気泡がみられますが、N2+真空リフロー側には気泡がありません。


ミナミの真空装置付きリフローは、ウェーハの移動範囲が直径約1.8メートルの円周内に収まっています。
その為、気密性を高め易く、窒素を封入して酸素を50ppm以下に減らすことができます。
そして、酸化膜の生成を抑え、低酸素雰囲気生産が可能です。
高気密構造に加え、リフローゾーンには真空ボイドレス機構を装備しました。
従来は、抜本的に減らすことが出来なかったBGA・CSPバンプの気泡(ボイド)を真空チャンバーで吸引して除去でき、ボイドの無い均質なバンプを形成します。

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